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08月30日-01号

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  1. 釜石市議会 2010-08-30
    08月30日-01号


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    平成22年  9月 定例会(第4号)            平成22年釜石市議会9月定例会会議録---------------------------------------          平成22年8月30日月曜日--------------------------------------- 議事日程 第1号  平成22年8月30日(月) 定例会        午後1時会議を開く第1 本日の会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 議長の報告第4 市長の報告第5 報告第4号 平成21年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について第6 報告第5号 公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について第7 議案第49号 平成22年度釜石市一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて第8 議案第50号 釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例第9 議案第51号 釜石市郷土資料館条例の一部を改正する条例第10 議案第52号 釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例第11 議案第53号 釜石市母子・父子家庭医療費給付条例の一部を改正する条例第12 議案第54号 平成22年度釜石市一般会計補正予算(第3号)第13 議案第55号 平成22年度釜石市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)第14 認定第2号 平成21年度釜石市一般会計歳入歳出決算第15 認定第3号 平成21年度釜石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算第16 認定第4号 平成21年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算第17 認定第5号 平成21年度釜石市老人保健事業特別会計歳入歳出決算第18 認定第6号 平成21年度釜石市介護保険事業特別会計歳入歳出決算第19 認定第7号 平成21年度釜石市下水道事業特別会計歳入歳出決算第20 認定第8号 平成21年度釜石市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第21 認定第9号 平成21年度釜石市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算第22 認定第10号 平成21年度釜石市駐車場事業特別会計歳入歳出決算第23 認定第11号 平成21年度釜石市水道事業会計決算第24 議案第56号 釜石市地域情報通信基盤整備推進事業伝送路施設整備工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて第25 議案第57号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて第26 議案第58号 釜石市過疎地域自立促進計画を策定することに関し議決を求めることについて第27 議案第59号 釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて第28 陳情2件                                     以上--------------------------------------- 本日の会議に付した事件第1 本日の会議録署名議員の指名…………………………………………………………5第2 会期の決定………………………………………………………………………………〃第3 議長の報告………………………………………………………………………………6第4 市長の報告………………………………………………………………………………8第5 報告第4号 平成21年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について……………………………………………………………………………………………11第6 報告第5号 公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について………………………………………………………………………………………12第7 議案第49号 平成22年度釜石市一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについて………………………………………………………………………………〃第8 議案第50号 釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例………………〃第9 議案第51号 釜石市郷土資料館条例の一部を改正する条例………………………〃第10 議案第52号 釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例………………………………………………………………………………………〃第11 議案第53号 釜石市母子・父子家庭医療費給付条例の一部を改正する条例……13第12 議案第54号 平成22年度釜石市一般会計補正予算(第3号)……………………〃第13 議案第55号 平成22年度釜石市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)…………………………………………………………………………………………………………14第14 認定第2号 平成21年度釜石市一般会計歳入歳出決算……………………………〃第15 認定第3号 平成21年度釜石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算………〃第16 認定第4号 平成21年度釜石市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算……〃第17 認定第5号 平成21年度釜石市老人保健事業特別会計歳入歳出決算……………14第18 認定第6号 平成21年度釜石市介護保険事業特別会計歳入歳出決算……………〃第19 認定第7号 平成21年度釜石市下水道事業特別会計歳入歳出決算………………〃第20 認定第8号 平成21年度釜石市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算………〃第21 認定第9号 平成21年度釜石市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算………〃第22 認定第10号 平成21年度釜石市駐車場事業特別会計歳入歳出決算………………〃第23 認定第11号 平成21年度釜石市水道事業会計決算…………………………………〃第24 議案第56号 釜石市地域情報通信基盤整備推進事業伝送路施設整備工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて……………………………………………………15第25 議案第57号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて………………………………………………………………………………………………………………〃第26 議案第58号 釜石市過疎地域自立促進計画を策定することに関し議決を求めることについて…………………………………………………………………………………………〃第27 議案第59号 釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて…………………………………………………………………………………………………………16第28 陳情2件…………………………………………………………………………………17--------------------------------------- 出席議員(21名)                 議長   松坂喜史君                 副議長  川崎勇一君                  1番  平野弘之君                  2番  古川愛明君                  4番  合田良雄君                  5番  小鯖利弘君                  6番  海老原正人君                  7番  坂本良子君                  8番  菊池 孝君                  9番  細田孝子君                  10番  佐々木義昭君                  11番  佐々木 透君                  12番  和田松男君                  13番  水野昭利君                  14番  岩間勘二君                  15番  赤崎光男君                  16番  菅原規夫君                  17番  山崎長栄君                  18番  藤井修一君                  20番  平松福一君                  21番  秋元厚子君--------------------------------------- 説明のため出席した者         市長           野田武則君         副市長          上村俊一君         副市長          佐々木重雄君         総務企画部長       山崎秀樹君         市民生活部長       岩鼻 弘君         保健福祉部長       野田喜一君         産業振興部長       下澤 治君         建設部長         阿部 毅君         産業振興部次長      佐々隆裕君         総合政策課長       新張英明君         総務課長         岡崎貞夫君         財政課長         沖 健太郎君         会計管理者        清野信雄君         水道事業所長       川崎悦三郎君         教育委員長        多田彰一君         教育長          河東眞澄君         教育次長         古川明良君         総務学事課長       久喜 眞君         総務学事課指導監     川崎一弘君         生涯学習スポーツ課長   和田利男君         学校給食センター所長   猪又勝則君         市民文化会館長      伊東弘也君         監査委員         前川公二君         農業委員会会長      久保知久君--------------------------------------- 事務局職員出席者         事務局長         小林俊輔         事務局次長        竹澤 隆         事務局次長        佐々木道弘---------------------------------------               午後1時会議を開く ○議長(松坂喜史君) 本日の出席議員は20名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから、平成22年9月釜石市議会定例会を開会いたします。直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元の議事日程第1号によって進めます。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員には、会議規則第81条の規定により、議長において6番海老原正人君及び7番坂本良子君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月15日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議なしと認めます。よって会期は17日間と決しました。 お諮りいたします。議事の都合により、8月31日、9月1日、2日、3日及び6日の5日間、並びに13日、14日の2日間は、それぞれ休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議なしと認めます。よって、8月31日、9月1日、2日、3日及び6日の5日間、並びに13日、14日の2日間はそれぞれ休会することに決しました。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第3、議長の報告であります。平成22年6月30日付で3番小野共君から議員の辞職願が提出され、地方自治法第126条ただし書きの規定により、同日付でこれを許可いたしました。 ここに在職中の市政に対する御尽力について深く敬意を表し、会議規則第140条第2項の規定により御報告いたします。 なお、議員の辞職に伴う民生常任委員会副委員長の互選については、7月2日に開催された民生常任委員会において、副委員長に平野弘之君を互選した旨報告がありましたので、御報告いたします。 また、釜石市議会だより編集特別委員に欠員が生じたことから、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において佐々木透君を7月1日付で釜石市議会だより編集特別委員に指名いたしましたので御報告いたします。 次に、市長から今次定例会の審議案件として、お手元に配付いたしましたとおり、報告第4号及び報告第5号の2件、議案第49号から議案第59号までの11件、認定第2号から認定第11号までの10件、合計23件の送付がありましたので御報告いたします。 次に、監査委員から平成22年8月23日付釜監発第37号をもって定期監査の結果についてが提出をされております。 内容は、お手元の写しのとおりでありますので御了承を願います。 次に、教育委員会から、平成22年8月27日付釜教総発第552号をもって、平成21年度教育委員会の事務の管理及び執行状況に係る点検・評価報告書についてが提出されております。 内容は、お手元の写しのとおりでありますので御了承を願います。 次に、6月定例会後の議長会等の動向及び議員の派遣結果につきましては、その概要を取りまとめ、お手元に配付いたしておりますのでごらんを願います。 次に、釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を山崎長栄君にお願いいたします。山崎長栄君、登壇を願います。  〔17番山崎長栄君登壇〕 ◆17番(山崎長栄君) 釜石大槌地区行政事務組合議会取り組み状況について、御報告をいたします。 去る8月26日に臨時会が開催されております。会期は1日限り、付議事件は議案3件で、いずれも原案のとおり承認、可決されております。 主な議案は、財産の取得に関し議決を求めることについてで、釜石消防署に配備する消防ポンプ自動車互光商事株式会社から2814万円で買い入れするものであります。 また、管理者から、消防庁舎整備検討委員会の7項目の中間報告について報告がありましたので、私からその概要を申し上げます。 まず、第1点目の消防庁舎の運用開始の期限、いわゆる消防庁舎の完成時期については、平成28年3月までとすること。 これは、消防救急無線デジタル化移行期限の平成28年5月末前の完成を想定しており、検討委員会からは、両消防庁舎とも建設後約50年を経過し、老朽化、狭隘化、耐震性の問題から、期限にこだわらず、1日も早い改築ができるよう努力すべきとの意見が付されているとの報告がありました。 第2点目の建設場所の選定については、釜石消防署建設場所は、検討委員会の意見として鈴子地区を希望していること。理由として、平成19年3月に策定した新広域消防実施計画に沿ったものであること、また適切な広さを確保できる市有地であること、さらには甲子方面、唐丹方面、東部地区の3方向に出動できる適切な位置にあること。 現在、釜石市土地建物利用検討委員会にその旨を報告し、その選定について検討していただいていること。 大槌消防署建設用地は、適切な広さを有する町有地がなく、民有地取得を前提に候補地の選定と絞り込みの作業を進めている状況であるが、町の決定した場所に建設されることが報告されました。 第3点目の整備施設の内容については、両庁舎とも消防庁舎訓練施設等消防業務に必要な最低限の消防施設とすることを基本とし、釜石消防署には消防本部機能を併設すること。 また、常備消防と非常備消防の連携強化を図るため、庁舎内には消防団が活動できるスペースを確保すべきとの意見が付されていること。 第4点目の整備費用の目標については、釜石消防署6億円以内、大槌消防署4億円以内、両庁舎で10億円以内を目標とし、さらに可能な限りの建設費の圧縮に努力することを方針とすること。 第5点目の事業主体の選定については、行政事務組合には過疎債の発行が認められていないことなどから、検討委員会では組合事業として実施すべきとの方針が出されていること。 第6点目の整備手法の選定については、事務局はリース方式を提案しているが、検討委員会では各整備手法にメリット、デメリットがあることから、リース方式に合わせ、一般単独事業債PFI方式も平行して検討すべきとの意見が付されていること。 整備手法の選定及び事業主体の選定については、建設場所施設内容の決定に合わせ、両市町の意向を踏まえながら、今後調整を図っていくことが報告されました。 第7点目の建設順序の方針については、事務局では同時着工を提案しているが、検討委員会では今後の用地確保の状況、整備内容の状況を総合的に判断するべきとの意見が付されていること。 7項目の中間報告については、今後、委員会でさらなる検討を加え、最終報告をまとめることが報告されました。 以上で、釜石大槌地区行政事務組合議会の報告を終わります。 ○議長(松坂喜史君) 以上で議長の報告並びに諸般の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第4、市長の報告であります。市長、登壇を願います。  〔市長野田武則君登壇〕 ◎市長(野田武則君) 平成22年9月、釜石市議会定例会が開催されるに当たり、中国山東省莱州市の訪問結果についてと、観光船はまゆりのエンジントラブルによる運航休止及び再開についての2件について御報告させていただきます。 初めに、中国山東省莱州市の訪問結果について御報告をいたします。 私と上村副市長、それに市職員2名と協同組合シーテック小野理事長青沼理事を加えた6名は、去る7月18日から20日までの3日間、中国山東省莱州市を訪問し、莱州市党委員会の楊洪旭(ヤン・ホン・スウ)書記を初め、李明(リ・メイ)市長、田長青(デン・チョウ・チン)副市長と会見を行ってまいりました。 今回、莱州市を訪問した目的は2つありました。 1つ目は、水産加工施設港湾関係施設を視察するとともに、当市での水産加工研修を終えて帰国した元研修生たちが、地元でどのように活躍をしているのかを確かめ、この事業をさらに充実させていけるかどうかを確認することでありました。 2つ目は、これまでの12年間の交流実績を土台とし、両市の友好関係を確たるものとするため、次の段階へ発展させることについて、一定の方向性を見出してくることでありました。 結論から申し上げますと、この2つの目的は十分に達成できたと考えております。 莱州市へは、成田空港から青島空港まで空路で約3時間、そこから高速道路で約1時間40分の道のりでありました。 青島市外を抜け莱州市に向かうバスの車窓から見えるのは、トウモロコシやリンゴなどを栽培する広々とした畑がどこまでも続くのどかな風景でありましたが、莱州市内の中心部は、大小さまざまな商店やホテル、政府の建物などが建ち並び、人の往来も多いにぎやかで活気のある町でありました。 また、市内の各所でマンションが建設されており、経済成長著しい中国の一端をかいま見ることができました。 莱州市に到着後は、すぐにかつて当市での水産加工研修に参加をしていただいた14名の方々とお会いをし、研修当時の思い出や、現在地元で活躍をされている状況についてお話を伺ってまいりました。 これまでに当市で研修を終えて帰国した莱州市の女性は500名を超えておりますが、その中の30名ほどは自分で会社を興し、実業家として活躍しているということでありました。また、その他の方々も、貿易会社の対日輸出業務担当日本語学校の先生になるなど、指導的立場になって活躍をしている方が多いとのお話でありました。 元研修生からは、釜石市での研修期間中、日本人の勤勉さや衛生管理の厳しさなど多くのことを学び、それを中国に帰ってから生かしたことで、自分の人生が大きく変わったとの意見が多く出され、この事業を今後も続けてほしいとの要望を受けてまいりました。 また、懇談会に同席をいたしました田副市長からも、12年間の長きにわたって莱州市の人材育成に寄与しているこの事業に対し改めて感謝され、今後もこの事業を継続していくことで、両市の友好関係をさらに強固にしていきたいとのお話がありました。その日の夜には楊党委員会書記と会見し、これまで両市の友好関係に御協力をいただいていることに対し感謝の意を表するとともに、今後の両市の関係をさらに強化するため、李市長と友好都市提携の可能性について協議する予定であることを伝えたところ、党委員会としても、それは望むべき方向であるとのことでありました。 翌19日は、朝から莱州市の観光施設や水産・港湾関係施設、そしてこのたび釜石においでになりました13期の水産加工技能実習生の皆さんが、学校で日本語の勉強をしている様子などを視察してまいりました。 また、私の父であります野田武義元市長が、平成10年5月に莱州市を訪問した際に記念として児童公園に植樹したヒマラヤスギの様子も見てまいりましたが、高さ4メートル以上にまで伸び、立派に成長している姿を見て感無量でございました。 その日の昼には李市長と会見し、両市の人口の動向や経済状況などについて情報交換をいたしましたが、莱州市は人口が約86万人、大理石などの鉱物資源や水産資源が豊富にあり、それに関連する企業や安い人件費を求める外資系の企業もふえてきているとのことでありました。 また、その際には、両市の友好関係について、平成10年に当時の両市長間で合意していた友好都市提携について改めて協議をいたしました。 李市長からは、12年間もの長きにわたって水産加工研修を通じた友好関係が継続されていること、またこの間に、お互いの市・政府関係者が両市を相互に訪問して親交を深めている事実を踏まえ、今でもその意思に変わりがないことを確認してまいりました。 また、今後はさらなる人的、文化的交流を深めながら、他の経済交流にもつなげていくことで意見が一致したところであります。 しかしながら、実際の友好都市提携までには、それぞれ関係機関との調整も必要となってくることから、今後は両市の副市長を中心に事務レベルでの協議を進めていくことといたしたところであります。 私としては、市議会議員の皆様を初め、関係各位の御意見を伺いながら、できれば今年度中に友好都市提携ができるよう準備を進めたいと考えているところでありますので、御理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 なお、市民の皆様にも、これまでの水産加工研修生受け入れ経過を振り返りながら、莱州市という都市や今回の訪問の様子を知っていただくため、8月20日から9月3日まで、釜石まちかど情報館ぴぽぱで中国・莱州市との交流展を開催いたしているところでありますので、多数の御来場を賜りますよう御案内を申し上げる次第であります。 次に、観光船はまゆりのエンジントラブルによる運航休止及び再開について御報告をいたします。 釜石市の双胴型高速観光船はまゆりは、当市の観光資源としてリアス式海岸を巡る快適なクルーズを提供してまいりました。 しかし、平成22年7月10日に右舷機船首側より異常音が発生し、翌日、整備点検業者に点検を依頼したところ、2基あるエンジン右側エンジン内部に焼きつき部分を確認し、7月12日に運航不能であることが判明いたしました。 7月14日午前に船長及び日鐵物流釜石株式会社から状況を確認したところ、現場での修理は不能であり、安全な運航ができないと判断されることから、同日から修理が完了するまで運航を休止することに決定いたしました。 並行して、同日、三井住友海上保険株式会社に海上保険の適用について検査員の派遣を依頼し、7月15日に社団法人日本海事検定協会の検査員による事情聴取と船体の状況確認が行われた結果、原因が経年劣化等ではなく突発的なものであり、修繕費が船舶保険の適用になる事故であるとの見解でありました。 そこで、翌16日に運航委託業者である日鐵物流釜石株式会社、保険契約先である三井住友海上保険株式会社及び釜石市で協議をし、観光シーズンでもあり早急な修理を要することから修理発注をしたところであります。 その後、7月22日に大槌町へ回航し、船舶を上架後、エンジンを取り外し、エンジンメーカーの八戸工場で修理作業を行ってまいりました。 その結果、去る8月23日に東北運輸局による効力検査を受検し合格いたしましたので、一昨日の28日から運航を再開することができました。 なお、修理経費につきましては約1600万円ほどで、市の一部負担はありますが、その大部分に船舶保険が適用されたことで、早急に修理対応し、運航休止期間を大幅に短縮することができました。 社団法人日本海事検定協会の検査速報では、損傷要因として、主機潤滑油内に燃料残渣などの固形物が混入し、クランクピンとメタルが連れ回りした結果、溶着時の過熱のために損傷を発生したものとの所見であり、今回損傷した第5番気筒は、昨年3月に継続検査の一環として点検整備が施工されているもので、今までに異常は認められていないものでありました。 観光シーズンでもあり、不測の事態とはいえ、関係各位に御迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げたいと存じます。 今年度は新たなクルーズ計画も予定していたため、断腸の思いでありますが、今後も乗船客の増加に努めてまいりますので、議員の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 ○議長(松坂喜史君) 以上で市長の報告を終わります。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第5、報告第4号平成21年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてから、日程第27、議案第59号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまで、23件を一括議題といたします。 ただいま議題に供されました各報告、各議案及び各認定について、順次当局の説明を求めます。 総務企画部長。  〔総務企画部長山崎秀樹君登壇〕 ◎総務企画部長山崎秀樹君) ただいま議題に供されました報告第4号平成21年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告についてから、議案第59号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてまでの報告2件、議案11件、認定10件につきまして、順次御説明を申し上げます。 議案書の1ページをごらん願います。報告第4号平成21年度釜石市健全化判断比率及び公営企業資金不足比率の報告について、御説明を申し上げます。 平成21年度の各指標の算定結果は、一般会計などの赤字の比率を示す実質赤字比率及び全会計の赤字の比率を示す連結実質赤字比率は、いずれも該当がございません。 一般会計等が負担する元利償還等の比率を示す実質公債費比率は12.4%で、昨年度より1.3ポイント、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の比率を示す将来負担比率は140.1%で、1.1ポイント、いずれも低下し、引き続き早期健全化基準及び財政再生基準を下回っております。 また、公営企業資金不足比率も発生しておらず、これらの指標の範囲において、当市の財政状況は良好であることが示されたものでございます。 以上、報告第4号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見をつけて議会に報告するものでございます。 2ページをごらん願います。報告第5号公用車による車両接触事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について御説明を申し上げます。 この事件は、平成22年5月11日16時25分ごろ、釜石市箱崎町第12地割地内の市道鵜住居7号線を、鵜住居小学校のスクールバスが桑ノ浜から箱崎に向かって走行中、幅員の狭い箇所ですれ違う際に相手方車両と接触し、相手方車両に損害を負わせたものでございます。 この事故に係る損害賠償について、去る6月2日に相手方との間で、市の損害賠償額7万6000円で示談が成立し、同日付で地方自治法第180条第1項及び釜石市長専決条例第2条第2号の規定に基づき専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。 次に、別冊となっております専決処分書をごらん願います。 議案第49号平成22年度釜石市一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認を求めることについてを御説明いたします。 本予算は、岩手県議会議員補欠選挙の執行に当たり、補正予算編成の必要が生じましたが、特に緊急を要するため、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、去る6月24日付で専決処分を行い、同条第3項の規定により今議会に報告し、承認を求めるものでございます。 補正予算の内容は、予算の総額に歳入歳出それぞれ2550万円を追加し、補正後の予算総額を163億7600万円としたもので、歳出の第2款総務費に選挙執行経費を計上し、この財源として歳入に県支出金を計上して、予算を編成しております。 次に、議案書にお戻りいただき、4ページをごらん願います。議案第50号釜石市立幼稚園に関する条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 この条例は、減免対象に入園料も加えることとし、保育料を保育料等に改正するほか、字句の整理等所要の改正を行おうとするものでございます。 なお、この条例の施行期日は、公布の日としようとするものでございますが、改正後の釜石市立幼稚園に関する条例の規定につきましては、平成22年4月1日から適用させようとするものでございます。 5ページをごらん願います。議案第51号釜石市郷土資料館条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 この条例は、釜石市郷土資料館の分館として釜石市戦災資料館を開設するため、所要の改正を行おうとするもので、その施行期日を公布の日としようとするものでございます。 6ページをごらん願います。議案第52号釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 この条例は、高額介護合算制度が設けられたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。 なお、この条例の施行期日は、平成22年10月1日としようとするものでございますが、改正後の釜石市乳幼児・妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の規定につきましては、平成20年4月1日以後の受療について適用させようとするものでございます。 7ページをごらん願います。議案第53号釜石市母子・父子家庭医療費給付条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 この条例は、岩手県のひとり親家庭医療費助成事業補助金交付要綱の改正及び高額介護合算制度が設けられたことに伴い、所要の改正を行うほか、字句の整理を行おうとするものでございます。 なお、この条例の施行期日は、平成22年10月1日としようとするものでございますが、改正後の釜石市ひとり親家庭医療費給付条例第4条第1項の規定は、平成20年4月1日以後の受療について適用させようとするものでございます。 以上、議案第50号から議案第53号の条例4件につきましては、地方自治法第96条第1項第1号の規定により提案するものでございます。 次に、別冊となっております補正予算書の1ページをごらん願います。議案第54号平成22年度釜石市一般会計補正予算(第3号)について、御説明を申し上げます。 本案は、予算の総額に歳入歳出それぞれ3億4630万円を追加し、補正後の予算総額を167億2230万円としようとするものでございます。 2ページ及び3ページをごらん願います。第1表歳入歳出予算補正におきまして、今次補正予算に計上した主な事業を説明いたします。 第2款総務費には、地上デジタルテレビ放送の難視聴地域解消に向けた辺地共聴施設整備事業、市民に優しい庁舎づくりの一環としての市庁舎改修工事のほか、かまいし仙人峠マラソン大会実行委員会負担金などを計上し、第3款民生費には、緊急雇用対策による介護雇用プログラム推進事業、県の子育て支援対策臨時特例基金を活用した児童健全育成環境整備事業などを計上しております。 また、第4款衛生費には、環境共生まちづくり事業、第6款農林水産業費には高性能林業機械の導入経費の助成を行う緑のシステム創造事業補助金を計上したほか、第8款土木費には、がけ地の防災工事を促進するための宅地安全促進事業補助金、鵜住居36号線道路災害防除事業、魚河岸線道路改良事業などを計上したところでございます。 このほか各款におきまして、緊急雇用対策の追加のほか、国・県支出金の見通しに基づく予算額の調整などを行っております。 これらの財源といたしましては、歳入には歳出充当特定財源のほか、前年度繰越金及び普通交付税の増額を計上し、あわせて所要の財源の調整を計上して予算を編成しております。 5ページをごらん願います。第2表債務負担行為補正には、釜石市土地開発公社が三陸縦貫自動車道の事業進捗に伴う代替地造成事業を行うに当たり、当面必要となる事業資金の借入に対する債務保証及び戸籍事務電算化に伴うシステム賃借料の限度額を計上しております。 第3表地方債補正には、今次補正予算による起債対象事業費の変更に伴う市債発行額の調整を計上しております。 7ページをごらん願います。議案第55号平成22年度釜石市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、予算額の増減はなく、第1表債務負担行為補正において、唐丹地区漁業集落排水事業に伴う集落排水処理施設を平成23年度までの2カ年で施工するに当たり、所要の債務負担行為限度額を設定しようとするものでございます。 なお、これら補正予算の詳細につきましては、同じ冊子となっております補正予算に関する説明書をごらんいただきたいと存じます。 以上、議案第54号及び議案第55号の補正予算2件につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものでございます。 次に、釜石市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算書の2ページ及び3ページをごらん願います。認定第2号平成21年度釜石市一般会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。 平成21年度一般会計の最終予算額は202億4866万9000円となり、これに対する決算額は、収入済額182億6181万4625円、支出済額179億1941万7046円で、差し引き3億4239万7579円を平成22年度に繰り越ししております。このうち繰越明許費繰越額は、2105万3000円となっております。 これら一般会計決算の詳細については、来る決算特別委員会におきまして、御説明を申し上げますので御了承願います。 次に、認定第3号平成21年度釜石市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算から認定第10号平成21年度釜石市駐車場事業特別会計歳入歳出決算まで8会計の決算は、すべて黒字決算となっております。 全特別会計の決算総額は、収入済額106億2096万9948円、支出済額101億5812万1838円で差し引き4億6284万8110円を22年度に繰り越しをしております。 なお、各特別会計決算の詳細につきましても、後日の決算特別委員会におきまして御説明を申し上げますので御了承を願います。 次に、別冊としております水道事業会計決算書1ページ及び2ページをごらん願います。認定第11号平成21年度釜石市水道事業会計決算は、収益的収支において上水道及び簡易水道事業の合算で、収入決算額7億2530万2744円、支出決算額6億6962万357円で、差し引き、消費税及び地方消費税抜きで、5568万2387円の純利益が生じております。 資本的収支におきましては、上水道及び簡易水道事業の合算で、収入決算額1億6748万4539円、支出決算額4億8855万4386円で、差し引き不足額3億2106万9847円となり、これを当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金、その他で補てんしております。 なお、水道事業会計決算の詳細につきましても、後日の決算特別委員会におきまして御説明を申し上げます。 以上、認定第2号から第11号までの決算10件は、地方自治法第233条第3項及び地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付すもので、地方自治法第96条第1項第3号の規定により提案するものでございます。 次に、議案書にお戻りいただき、8ページをごらん願います。議案第56号釜石市地域情報通信基盤整備推進事業伝送路施設整備工事請負契約の締結に関し議決を求めることについて、御説明を申し上げます。 この工事は、市内の情報通信に係る条件不利地域に光ファイバーを敷設し、市内の情報格差の是正を図ろうとするものでございます。 この工事の施工につきましては、去る8月19日に指名競争入札を行った結果、株式会社NTT東日本岩手に7億2450円で落札決定いたしましたので、8月23日に仮契約を締結しております。 なお、工期は、契約締結の日から平成23年2月28日まででございます。 この工事請負契約の締結に当たりましては、予定価格が1億5000万円を超えるため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 9ページをごらん願います。議案第57号岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議に関し議決を求めることについて、御説明を申し上げます。 この議案は、平成22年10月1日に設置される雫石・滝沢環境組合を、岩手県知事の許可があった日から岩手県市町村総合事務組合に加入させ、雫石・滝沢環境組合の議会の議員その他非常勤の職員に係る災害補償に関する事務を岩手県市町村総合事務組合において共同処理するとともに、岩手県市町村総合事務組合規約を一部変更することの協議に関し議決を求めようとするもので、地方自治法第290条の規定により提案するものでございます。 次に、別冊となっております、議案第58号釜石市過疎地域自立促進計画を策定することに関し議決を求めることについて御説明を申し上げます。 この議案は、本年4月、過疎地域自立促進特別措置法第2条の規定により、当市が過疎地域となったことから、過疎地域の自立促進のための財政上の特別措置を活用するため、釜石市過疎地域自立促進計画を策定しようとするもので、同法第6条第1項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 次に、議案書にお戻りいただき、11ページをごらん願います。議案第59号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについて御説明を申し上げます。 当市には、5人の教育委員会委員がいらっしゃいます。そのうち、多田彰一さんの任期が平成22年9月30日をもって満了となることから、多田さんの後任として佐野平雄さんを教育委員会の委員として任命したいと存じますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 なお、佐野さんの略歴につきましては、議案書12ページのとおりでございますので、説明は省略させていただきます。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松坂喜史君) 以上をもって当局の説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち、議案第59号の1件は本日直ちに審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 日程第27、議案第59号釜石市教育委員会の委員の任命に関し同意を求めることについてを議題といたします。 お諮りいたします。本案は人事案件でありますので、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。 本案については原案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議ありませんので、原案に同意することに決しました。 お諮りいたします。報告第4号及び報告第5号の2件、議案第49号から議案第58号までの10件、認定第2号から認定第11号までの10件、合計22件は、来る9月10日以降の本会議において審議することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松坂喜史君) 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。---------------------------------------
    ○議長(松坂喜史君) 日程第28、陳情2件を議題といたします。 8月26日までに受理いたしました陳情はお手元の文書表のとおりであります。陳情の番号及び件名等を職員をして朗読させます。  〔事務局職員朗読〕  陳情第4号 私学教育を充実発展させるための陳情            報告  陳情第5号 保険でよい歯科医療の実現についての陳情          報告 ○議長(松坂喜史君) ただいまの陳情2件は報告であります。--------------------------------------- ○議長(松坂喜史君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。               午後1時46分散会                         釜石市議会議長 松坂喜史                         釜石市議会議員 海老原正人                         釜石市議会議員 坂本良子...